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(1)地球観測・地球科学の分野
?開発
a.環境観測技術衛星(ADEOS-?)の打上げ年度の変更環境観測技術衛星(ADEOS-?)については、平成10年度打ち上げることを目標に開発を行ってきたが、地球観測プラットフォーム技術衛星(ADEOS)の打上げ時期の延期を受け、打上げ年度を平成11年度に更新して、引き続き開発を進める。
b.陸域観測技術衛星(ALOS)の開発
陸域観測技術衛星(ALOS)は、地球資源衛星1号(JERS-1)及び地球観測プラットフォーム技術衛星(ALOS)による陸域観測技術をさらに高度化し、地図作成、地域観測、災害状況把握、資源探査等への貢献を図ることを目的とした衛星であり、H-?Aロケットにより、平成13年度に高度約700?の極軌道に打ち上げることを目標に開発に着手する。
c.改良型高性能マイクロ波放射計(AMSR-E)の開発
改良型高性能マイクロ波放射計(AMSR-E)は、環境観測技術衛星(ADEOS-?)搭載用高性能マイクロ波放射計(AMSR)を改良したセンサであり、グローバルな地球環境、特に水・エネルギー循環メカニズムの解明に資するデータをより高頻度で取得することを目的として、平成12年度に打上げ予定の米国航空宇宙局(NASA)の極軌道プラツトフォーム(EOS-PM1)に搭載することを目標に開発に着手する。
?研究
a.地球変動の解明とその予測の実現に向けた地球科学研究
地球規模の諸現象の解明とその正確な予測に向けて、地球観測データ利用技術の高度化を図るとともに、地球観測衛星技術の向上に反映させるため、宇宙からの地球観測データを高度に利用した地球科学研究に着手する。
b.次期光学センサの性能要求の研究
資源探査用将来型センサ(ASTER)の後継機となる光学センサの開発を念頭に、ニーズの高度化・多様化に対応した次期光学センサの性能要求についての研究に着手する。
c.軌道上ミッション実証に向けた先端的地球観測センサの研究。
先端的な地球観測センサ(超伝導サブミリ波リム放射サウンダ、ミリ波雲レーダ及びドップラライダ)について、将来の実用的な地球観測衛星に搭載する際の最適システムの設計及びデータ処理アルゴリズムの開発に資するため、宇宙ステーション取付型実験モジュール(JEM)暴露部将来の軌道上ミッション実証システムにおいて宇宙実証を行うことを目標に研究に着手する。
(2)宇宙科学の分野
?開発
a.第21号科学衛星(ASTRO-F)の開発
第21号科学衛星(ASTRO-F)は、宇宙初期における原始銀河の誕生と進化、原始星・原始

 

 

 

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